他者 人類社会の進化

河合 香吏 編

菊上製・466頁・税込 4,536円
ISBN: 9784814000029
発行年月: 2016/03
在庫あり

書評

『鄭鳥類研究』Vol.32 No.2 (2016年12月)、71-72頁、評者:平田聡氏

内容

今日「他者」は諸学問の流行テーマである.しかし本書はそれらの議論とは一線を画す.すなわち,一切の思弁を排し,ヒトとサル(そして他の動物)の参与的な観察事例にこだわった厳密な経験科学として,「他者」なるものを析出していく.哲学的な思索の対象としてではなく,個体と個体(集団と集団)の相互行為のプロセスとしての「他者」の中に,人類の社会性の本質を見る.

目次

序章 進化から「他者」を問う―人類社会の進化史的基盤を求めて[河合香吏]
1 「他者とともに生きる」ということ
2 「集団」,「制度」から「他者」へ――本書が生まれた経緯
3 インタラクションの相手としての「他者」――本書における「他者」の立ち位置
4 「他者」を語る二つの相
5 「他者」を進化の文脈で語るということ
6 本書の構成

第1部 他者の諸相──その生成,成立,変容をめぐって

第1章 霊長類社会における承認する他者,不可解な他者[黒田末寿]
Keywords:承認する他者,不可解な他者,チンパンジー,ボノボ,平等原則,逸脱
1 〈他者〉を霊長類社会学に持ち込む
2 承認する他者と不可解な他者
3 初期発達過程での承認する他者の不在
4 共在の承認を求める主体と承認する他者
5 チンパンジーにおける不可解な他者
6 平等原則と不可解な他者
7 他者性を認める行為
8 逸脱から物語が始まる
第2章 動物は「他者」か,あるいは動物に「他者」はいるのか?[中村美知夫]
Keywords:動物,チンパンジー,マハレ山塊国立公園,他者の条件,社会的な相手
1 他者と動物
2 「他者」とは?
3 人間にとってどんな相手が他者か
4 動物にとってどんな相手が他者か
5 チンパンジーにとっての他者
6 チンパンジー以外では?
7 結論に代えて――「他者」を進化史的に理解するには
第3章 他者が立ち現れるとき[曽我 亨]
Keywords:相互作用,三項関係,巻き込み,他者の感知,参照基準
1 得体の知れぬ「他者性」の感知
2 他者を「理解」する
3 三項関係と他者
4 参照基準と他者
5 他者を感知する三つの仕組み
第4章 「拒否できる他者」の出現――人間社会への移行における不可避の条件[北村光二]
Keywords:相互行為システム,コミュニケーション,拒否できる他者,循環的過程,社会の秩序
1 相互行為システムのコミュニケーション
2 人間以前の社会における相互行為システム
3 人間社会への進化
4 人間の原初的な社会における秩序の形
第5章 共感と社会の進化――他者理解の人類史[早木仁成]
Keywords:同調,共感,認知,共進化,重層社会,私たち性
1 他者と同調する
2 自己と他者の生成
3 集団の中で他者となじむ
4 人類集団の進化
5 〈私たち〉の生成

第2部 他者と他集団─いかに関わりあう相手か

第6章 続・アルファオスとは「誰のこと」か?――チンパンジー社会における「他者」のあらわれ[西江仁徳]
Keywords:剥き出しの他者,制度的他者,相互認知/行為の構え/よどみ,認知的強靭さ
1 「他者」――「制度」を可能にする/召喚するものとして
2 事件の背景と顛末――アルファオスの「失踪」とその後の「不安定感」
3 最初の「ニアミス」――ファナナの接近と逃避
4 二度目の「ニアミス」――アロフたちの「捜索」とファナナへの「突進」
5 チンパンジー社会における「剥き出しの他者」と「認知的強靭さ」
6 「他者」の進化史的基盤――「剥き出しの他者」と「制度的他者」
第7章 出会われる「他者」――チンパンジーはいかに〈わからなさ〉と向き合うのか[伊藤詞子]
Keywords:〈すきま〉,〈わからなさ〉,探索,集中/非集中,チンパンジー
1 〈わからなさ〉と向き合う――ヒトの認識に還元しない「他者」論のために
2 〈わからなさ〉を探索する
3 野生の森へ―きざしの「他者」
4 チンパンジーのやりとり
5 集中性と非集中性
6 〈わからなさ〉に寄り添う――語られる「他者」から出会われる「他者」へ
第8章 見えないよそ者の声に耳を欹てるとき――チンパンジー社会における他者 [花村俊吉]
Keywords:知り合い・仲間/よそ者,他者性への対処の仕方,プロセス志向,声や痕跡を介した相互行為,離れていることの可能な社会
1 「よそ者」の現れとその他者性への対処の仕方
2 チンパンジーの集団間関係
3 不意に到来するよそ者の声
4 プロセス志向的/ゴール指向的な対処の仕方
5 チンパンジー社会における他者――「よそ者」と「知り合い」
第9章 「敵を慮る」という事態の成り立ち―ドドスにとって隣接集団とはいかなる他者か [河合香吏]
Keywords:東アフリカ牧畜民,隣接集団間関係,共感,倫理・道徳,ともに生きる
1 略奪の応酬のなかの共在・共存
2 「共感」の進化的基盤
3 問題の所在――「敵」であるはずの隣接集団トゥルカナへの「慮り」
4 ドドスのレイディングの特徴と,隣接民族集団との関わり
5 ドドスの他者/他集団認識の成り立ち
6 隣人トゥルカナとともに生きること

第3部 人類における他者の表象化と存在論

第10章 他者のオントロギー――イヌイト社会の生成と維持にみる人類の社会性と倫理の基盤[大村敬一]
Keywords:他者に対する責め,「真なるイヌイト」,生業システム,所有,主体性,共食
1 出発点――レヴィナスから人類学への二つの問い
2 「真なるイヌイト」(Inunmariktuq)のジレンマ――他者に取り憑かれた主体たちの疑心
3 生業システム――生活世界と拡大家族集団を生成する装置
4 共食――食べ物を通したジレンマの先送り
5 他者のオントロギー――人類の社会性と倫理の進化史的基盤
第11章 祖霊・呪い・日常生活における他者の諸相――ザンビア農耕民ベンバの事例から[杉山祐子]
Keywords:関係性としての他者,ナカマ,集合的他者,祖霊,物語
1 他個体と他者
2 関係性としての自己と他者,物語と集合的他者の生成
3 ベンバの日常生活と祖霊
4 呪い・災厄と他者
5 集団の離合集散と他者を作る物語
6 物語のすりあわせと集合的他者の生成
第12章 「顔」と他者――顔を覆うヴェールの下のムスリム女性たち[西井凉子]
Keywords:ダッワ運動,受動性,ムスリム女性,顔,ヴェール
1 顔を覆う布
2 ダッワ運動と女性の活動
3 顔を覆うヴェール着用の事例から
4 ヴェール着用者が対峙する他者
5 顔と他者をめぐる考察
第13章 道義と道具――他者論への実践的アプローチ[田中雅一]
Keywords:資源,ソーシャル・キャピタル,関わり合い,セックスワーク,パトロン―クライエント,名誉殺人
1 身内,他人,他者,よそ者
2 道義と道具
3 身内,他人,他者
4 よそ者の消滅
第14章 他者としての精霊――イバン民族誌から[内堀基光]
Keywords:精霊,霊魂,二重世界,夢見,狩猟,首狩
1 ほぼ絶対的にヒト(だけ)的な他者というもの―他者性の度合
2 イバンの生活誌から一つのエピソード
3 経験の語り方――霊魂と夢
4 精霊の存在
5 精霊は自己の鏡像としての他者である
6 「他我」としての精霊
7 他者=異者の展開

第4部 広がる他者論の地平

第15章 野生動物との距離をめぐる人類史[山越 言]
Keywords:農作物被害,人獣共通感染症,野生動物観光,スポーツ・ハンティング,馴化
1 「他者」としての野生動物
2 人と野生動物との接合面
3 人類史の中でのヒト――野生動物関係の変遷
4 近代におけるヒトと野生動物の新たな関係
5 野生動物を観察すること
6 類人猿観光の現実と諸問題――ギニア・ボッソウ村のチンパンジー保全
7 新たな他者としての野生動物
第16章 環境の他者へ――平衡と共存の行動学試論[足立 薫]
Keywords:混群,環境,コミュニケーション,種間関係,生態学
1 生物学に「他者」を開く
2 動物のコミュニケーション
3 「他者」とはだれのことか
4 「他者」の場所
5 「生態学的他者」は可能か
第17章 社会という「物語」――分業,協同育児と他者性の進化[竹ノ下祐二]
Keywords:物語,分業,協同育児,他者=役/役者
1 本章における他者
2 「心の理論」と誤信念課題
3 ヒトと動物を隔てるふたつのギャップ
4 ゴリラの「育児における協働」と,ヒトの「協同育児」の対比にみられる,他者のあらわれの差違
5 他者=役/役者の進化―協同育児と分業
第18章 野生のチューリング・テスト――非人間の〈もの〉が他者となるとき[床呂郁哉]
Keywords:人間/非人間の境界の可変性,他者Ⅰと他者Ⅱ,機械のアニミズム,野生のチューリング・テスト
1 非人間の他者へ
2 非人間の他者の諸相
3 チューリング・テストという補助線
4 「野生のチューリング・テスト」(広義のチューリング・テスト)
5 「他者」の再帰性・恣意性
6 なぜ人間は「非人間(人間でないもの)」を「他者化」するのか?―まとめと課題
終章 苦悩としての他者――三者関係と四面体モデル[船曳建夫]
Keywords:苦悩,四面体,手紙,排他的・包括的一人称,フンボルト
1 これまでの議論と前置き
2 困難ではなく,苦悩としての他者
3 ムボトゥゴトゥの儀礼における,二者間関係と第三項αの不在の克服
4 「手紙」という二者間関係
5 包括的一人称と排他的一人称
6 他者という苦悩とその可能性

あとがき  [河合香吏]
索 引

プロフィール

足立 薫(あだち かおる)
京都産業大学非常勤講師
1968年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,博士(理学).
主な著書に,『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2009年),『集団―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2009年),『人間性の起源と進化』(共著,昭和堂,2003年).

伊藤詞子(いとう のりこ)
京都大学野生動物研究センター研究員
1971年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程終了,博士(理学).
主な著書に,『人間性の起源と進化』(共著,昭和堂,2003年),『インタラクションの接続と境界』(共著,昭和堂,2010年),Mahale Chimpanzees: 50 Years of Research(共編著,Cambridge University Press,2015年)など.

内堀基光(うちぼり もとみつ)
放送大学教授
1948年生まれ.オーストラリア国立大学太平洋地域研究所博士課程修了,Ph.D.
主な著書に,『人類文化の現在―人類学研究』(共編著,放送大学教育振興会,2016年),『「ひと学」への招待』(放送大学教育振興会,2012年),『人類学研究―環境問題の文化人類学』(共編著,放送大学教育振興会,2010年)など.

大村敬一(おおむら けいいち)
大阪大学大学院言語文化研究科准教授
1966年生まれ.早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了,博士(文学).
主な著書に,『カナダ・イヌイトの民族誌―日常的実践のダイナミクス』(大阪大学出版会,2013年),『宇宙人類学の挑戦―人類の未来を問う』(共編著,昭和堂,2014年),『グーバリゼーションの人類学―争いと和解の諸相』(共編著,放送大学教育振興会,2011年),『極北と森林の記憶―イヌイットと北西海岸インディアンのアート』(昭和堂,2009年),『文化人類学研究―先住民の世界』(共編著,放送大学教育振興会,2005年),Self and Other Images of Hunter-Gatherers(共編著,National Museum of Ethnology,2002年)など.

河合香吏(かわい かおり)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
1961年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,理学博士.
主な著書に,『野の医療―牧畜民チャムスの身体世界』(東京大学出版会,1998年),『集団―人類社会の進化』(編著,京都大学学術出版会,2009年),『ものの人類学』(共編著,京都大学学術出版会,2011年),『制度―人類社会の進化』(編著,京都大学学術出版会,2013年)など.

北村光二(きたむら こうじ)
岡山大学名誉教授
1949年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,理学博士.
主な著書に,『人間性の起源と進化』(共編著,昭和堂,2003年),『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2013年),『動物と出会うⅡ―心と社会の生成』(ナカニシヤ出版,2015年)など.

黒田末寿(くろだ すえひさ)
滋賀県立大学名誉教授
1947年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程満期退学,理学博士.
主な著作に,『人類進化再考―社会生成の考古学』(以文社,1999年),『自然学の未来―自然との共感』(弘文堂,2002年),『アフリカを歩く―フィールドノートの余白に』(共編著,以文社,2002年),「滋賀県高時川上流域の焼畑技法―実践による復元」(『人間文化』(滋賀県立大学人間文化学部紀要)32:2-11,2012年)など.

曽我 亨(そが とおる)
弘前大学人文学部教授
1964年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,理学博士.
主な著書に,『シベリアとアフリカの遊牧民―極北と砂漠で家畜とともに暮らす』(共著,東北大学出版会,2011年),『生業と生産の社会的布置』(分担執筆,昭和堂,2011年)など.

杉山祐子(すぎやま ゆうこ)
弘前大学人文学部教授
1958年生まれ,筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学,京都大学博士(地域研究).
主な著書に,『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2013年),『アフリカ地域研究と農村開発』(共著,京都大学学術出版会,2011年),『津軽,近代化のダイナミズム』(共著,御茶ノ水書房,2009年)など.

竹ノ下祐二(たけのした ゆうじ)
中部学院大学教育学部准教授
1970年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了,理学博士.
主な著書に,『フィールドに入る(百万人のField workerシリーズ1)』(共著,古今書院,2014年),『セックスの人類学(シリーズ 来るべき人類学1)』(共編著,春風社,2009年)など.

田中雅一(たなか まさかず)
京都大学人文科学研究所教授
1955年生まれ.ロンドン大学経済政治学院(LSE)博士課程修了,Ph.D.
主な著書に,『供犠世界の変貌』(法藏館,2002年),『フェティシズム研究 1 フェティシズム論の系譜と展望』(編著,京都大学学術出版会,2009年),『フェティシズム研究 2 越境するモノ』(編著,京都大学学術出版会,2014年),『コンタクト・ゾーンの人文学』(全4巻,共編著,晃洋書房,2011-12年),『軍隊の文化人類学』(編著,風響社,2015年)など.

床呂郁哉(ところ いくや)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
1965年生まれ.東京大学大学院総合文化研究科中退,学術博士.
主な著書に,『ものの人類学』(共編,京都大学学術出版会,2011年),『人はなぜフィールドに行くのか―フィールドワークへの誘い』(編著,東京外国語大学出版会,2015年),『グローバリゼーションズ―人類学,歴史学,地域研究の視点から』(共編著,弘文堂,2012年),『越境―スールー海域世界から』(岩波書店,1999年)など.

中村美知夫(なかむら みちお)
京都大学野生動物研究センター准教授
1971年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学,理学博士.
主な著書に,『チンパンジー―ことばのない彼らが語ること』(中公新書,2009年),『インタラクションの境界と接続―サル・人・会話研究から』(共編著,昭和堂,2010年),『「サル学」の系譜―人とチンパンジーの50年』(中公叢書,2015年)など.

西井凉子(にしい りょうこ)
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
1959年生まれ.京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学,総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程中退,博士(文学).
主な著書に,『死をめぐる実践宗教―南タイのムスリム・仏教徒関係へのパースペクティヴ』(世界思想社,2001年),『情動のエスノグラフィ―南タイの村で感じる*つながる*生きる』(京都大学学術出版会,2013年),『時間の人類学―情動・自然・社会空間』(編著,世界思想社,2011年)など.

西江仁徳(にしえ ひとなる)
日本学術振興会特別研究員PD・京都大学野生動物研究センター
1976年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程認定退学,博士(理学).
主な著書・論文に,「チンパンジーの「文化」と社会性―「知識の伝達メタファー」再考」(『霊長類研究』24(2),2008年),『インタラクションの境界と接続―サル・人・会話研究から』(共著,昭和堂,2010年),『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2013年)など.

花村俊吉(はなむら しゅんきち)
京都大学野生動物研究センター研究員
1980年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得退学,修士(理学).
主な著書に,『インタラクションの境界と接続―サル・人・会話研究から』(共著,昭和堂,2010年),『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2013年),『動物と出会うⅠ―出会いの相互行為』(共著,ナカニシヤ出版,2015年),Mahale Chimpanzees: 50 Years of Research(共著,Cambridge University Press,2015年)など.

早木仁成(はやき ひとしげ)
神戸学院大学人文学部教授
1953年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,理学博士.
主な著書に,『チンパンジーのなかのヒト』(裳華房,1990年),『マハレのチンパンジー―《パンスロポロジー》の37年』(共著,京都大学学術出版会,2002年),『制度―人類社会の進化』(共著,京都大学学術出版会,2013年)など.

船曳建夫
東京大学名誉教授
1948年生まれ.ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程卒業,Ph.D.(学術博士).
主な著書に,『国民文化が生れる時』(共編著,リブロポート,1994年),『「日本人論」再考』
(講談社学術文庫,2010年),『Living Field』(東京大学総合研究博物館,2012年)など.

山越 言(やまこし げん)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授
1969年生まれ.京都大学大学院理学研究科博士課程修了,博士(理学).
主な著書に,『講座生態人類学 8 ホミニゼーション』(共著,京都大学学術出版会,2001年)など.