プリミエ・コレクション 32
魏晋南朝の遷官制度

藤井 律之

A5上製・240頁・税込 4,104円
ISBN: 9784876982752
発行年月: 2013/03
在庫あり

内容

魏晉南朝時代の官人の肩書きを複合的に検討することによって従来とは異なる角度から当時の人事制度の実態を明らかにし、中国中世史の全体像を把握するうえで確実な知見を示す。

目次

序 章
 第一節 魏晋南朝における九品官制の展開
 第二節 魏晋南朝遷官制度に関する研究史
 第三節 本書の課題と構成
第一章 特進の起源と変遷
 はじめに
 第一節 特進と奉朝請、就第
 (一)特進の基本的性質
 (二)奉朝請
 (三)就第
 第二節 漢代
 (一)列侯の朝位
 (二)前漢
 (三)後漢
 (四)開府儀同三司の形成
 第三節 魏晋
 (一)礼制の転換
 (二)特進と光禄大夫
 第四節 南朝
 むすびにかえて
第二章 侍中領衛考
 はじめに
 第一節 侍中と内号将軍
 第二節 侍中領衛の地位
 (一)五校尉
 (二)前軍・後軍・左軍・右軍将軍
 (三)驍騎・游撃将軍
 (四)左右衛
   (a)給事中  (b)散騎常侍  (c)侍中
 第三節 侍中領衛の内外
 第四節 侍中領衛の形成理由
 むすびにかえて
第三章 南朝における外号将軍の再検討
 はじめに
 第一節 宋斉における外号将軍の逆行事例
 第二節 梁陳における外号将軍の逆行事例
 むすびにかえて
第四章 満と解
 はじめに
 第一節 満報と満敘
 第二節 解職と代替となる官職
 むすびにかえて
第五章 寒門軍功層の台頭とその昇進経路の形成
 はじめに
 第一節 東晋期領軍・護軍将軍の任官状況と宋斉における変化
 第二節 寒門軍功層とその昇進経路
 (一)左右衛将軍
 (二)黄門郎
 むすびにかえて
終 章
 第一節 各章の要旨
 第二節 魏晋南朝遷官制度の特質

引用文献一覧
あとがき
索引(人名/事項・官職名)

プロフィール

藤井 律之(ふじい のりゆき)
 京都大学人文科学研究所助教
 1974年 広島県広島市生まれ
 2001年 京都大学大学院文学研究科博士課程中退(東洋史学専修)
 2008年 京都大学博士(文学)

主要論文
 「北朝皇帝の行幸」(前川和也・岡村秀典編『国家形成の比較研究』学生社、2005年)
 「罪の「加減」と性差」(冨谷至編『江陵張家山二四七号墓出土漢律令の研究』朋友書店、2006年)
 「西陲発現淮南子時則訓小考」(『敦煌写本研究年報』第三号、2009年)