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西洋古典叢書 G016

食卓の賢人たち 3

アテナイオス 柳沼 重剛 訳

四六変上製・468頁

ISBN: 9784876981229

発行年月: 2000/11

  • 本体: 4,000円(税込 4,400円) 月報21
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内容

ソフィスト(賢人、通人)たちの饗宴、次々と出される料理を楽しみながらの薀蓄は尽きない。2世紀末ローマの文学、音楽、医術、生活、習慣…など話題は広範囲にわたるが、この巻(第7〜9巻)では自然学に関するものが中心となっている。あまたの魚、鳥、動物が続々と挙げられ、それらに関する文献を列席者は競って披露するのである。

プロフィール

柳沼 重剛(やぎぬま しげたけ)

筑波大学名誉教授
1926年 東京都生まれ
1949年 京都大学文学部卒業
筑波大学、大妻女子大学教授を経て1999年退職

主な著訳書 :
『ギリシアローマ古代知識人群像』(岩波書店)
『西洋古典こぼればなし』(岩波書店)
『語学者の散歩道』(研究社出版)
プルタルコス『食卓歓談集』(岩波文庫)
アテナイオス『食卓の賢人たち』1・2(京都大学学術出版会)
『トゥキュディデスの文体の研究』(岩波書店)

目次

第 七 巻

一、二の祭礼のこと/魚についての序/鰹/快楽至上主義者たち/べら/アンティアス/雑魚/鱸/えい・あんこう/ボクス/ひしこ/ブレンノス/バイオン/平目――牛の舌/穴子/神様気取りの医者と患者/料理人の大言壮語/あらためて穴子について/鮫類/灰色はぜ/海神グラウコス/グナペウス/鰻/エロプス/べにうお/アンチョヴィ/小魚――ヘプセトス/ヘパトスまたはレビアス/エラカテネス/鮪/雌の鮪/馬の尾/馬/虹べら/鶫べらと黒鶫べら/いのししうおとクレミュス/キタロス/いもり/ざりがに/鮫の一種/鯔/コラキノス――小さい烏/鯉/はぜ/ほうぼう――カッコウウオ/犬鮫・カルカリアス/鱸/鱸――ナイル・ラトス/なめらかえい/うつぼ/ミュロス――うつぼ/マイニス/メラヌロス/モルミュロス/しびれえい/めかじき――ツルギウオ/はた類の魚/大鮪/鱈(ロバウオ)とオニスコス/蛸/いちょう蟹/めじ――鮪の幼魚/ペルカイ――オオグチ/ペルケ/だつ/つの鮫――ヤスリザメ/おうむべら/ヘダイ属/かさご――サソリウオ/鯖/サルゴス/サルペ――ラッパウオ/シュノドゥスあるいはシュナグリス/鰺――トカゲウオ/スケピノス/スキアイナ――にべ/シュアグリス/スピュライナ――かます類/甲烏賊/赤ぼら/タイニア――おびうお/鰺/[タウロピアス]/槍烏賊/大槍烏賊/ヒュス――いのししうお/ヒュケ/鯛/鱸――大口すずき/にべ/鯛――金眉魚/カルキス類/トリッサ/トリキス/エリティモス/トラッタ――トラキア女/平目

第 八 巻

序/魚奇談/快楽主義者批判/ドリオン――笛吹か魚料理研究家か/魚好き人名録/美食/デモクリトスの締めくくり/キュヌルコス、話を横取りしてウルピアヌスを誹謗すること/竪琴弾きストラトニコス/動物学者アリストテレス/魚と健康(一)――ディピロスの説/魚と健康(二)――ムネシテオスの説/魚に贅沢をしない人/コロニスタイ、物集めの習わし/都市にまつわる魚の伝説/「踊る」という意味の語/宴という意味の語/神々を祀る儀式での食事、寄付をする食事など

第 九 巻

芥子/つけ合わせ皿/もも肉・臀肉・ハム/野菜/蕪/キャベツ/砂糖大根/人参/「頭」葱/南瓜/鶏/豚/料理人の自慢話風大演説/鵞鳥/豚の頭、その他いろいろ/雉/やつがしら/鷭/ポルピュリス/鷓鴣/みみずく/鶉/白鳥/もり鳩/鴨/パラスタタイ/蒸し煮の肉/まだ乳を吸っている仔豚/のろじか/孔雀/腰の肉/乳房/下腹/兎/猪/仔山羊/喜劇に出てくる食事風景/豆と豆スープなど/手すすぎの水

月報21
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