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講座・生態人類学 3

アフリカ農耕民の世界

その在来性と変容

掛谷 誠 編

A5上製・200頁

ISBN: 9784876983278

発行年月: 2002/10

  • 本体: 2,800円(税込 3,080円
  • 在庫あり
 
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内容

「どうもアフリカは暮らすのには大変なところらしい」。しかしそれは本当だろうか? 西洋近代は、いたずらにアフリカを後進と規定し、何よりもその在来農業の潜在力を意図的に過小評価してきた。地域の風土に適合しながら、持続的かつ「集約的」に発展してきたアフリカ農業の実際を紹介しながら、アフリカに住む人々の生態とその未来を、希望を持って描く。

プロフィール

掛谷 誠 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授
大山修一 東京都立大学理学研究科地理学教室助手
丸尾 聡 京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程在学中
加藤正彦 関西学院大学非常勤講師
篠原 徹 国立歴史民俗学博物館・総合研究大学院大学教授
重田眞義 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授

目次

刊行のことば:伊谷純一郎
序   アフリカ農耕民研究と生態人類学:掛谷 誠
第一章 市場経済化と焼畑農耕社会の変容:大山修一
    ——ザンビア北部ベンバ社会の事例
第二章 バナナとともに生きる人びと:丸尾 聡
    ——タンザニア北西部・ハヤの村から
第三章 タンザニア・マテンゴの堀り穴耕作とコーヒー栽培:加藤正彦
    ——「土造り」と「木造り」による集約的農業
第四章 エチオピア・コンソ社会における農耕の集約性:篠原 徹
第五章 アフリカにおける持続的な集約農業の可能性:重田眞義
    ——エンセーテを基盤とするエチオピア西南部の在来農業を事例として
索 引
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