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講座・生態人類学 8

ホミニゼーション

西田 利貞 編

A5上製・309頁

ISBN: 9784876983322

発行年月: 2001/10

  • 本体: 3,400円(税込 3,740円
  • 在庫あり
 
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内容

ホミニゼーションとは、サルからヒトへの進化、特に中新世の類人猿から鮮新世のヒト亜科の祖先の誕生までの過程を指す。ヒトと近縁のアフリカの類人猿の行動や生態を比較することで、共通祖先の行動が推定できる。共同体の形成、戦争、道具使用、食物の分配など、ホミニゼーションの中核部分は、大型類人猿の行動の中にヒントが隠されている。

書評

『エコソフィア』9、評者:森明雄氏

プロフィール

榎本 知郎 東海大学医学部形態学部門助教授
加納 隆至 京都大学名誉教授
高畑由起夫 関西学院大学総合政策学部教授
西田 利貞 京都大学大学院理学研究科動物学教室教授
保坂 和彦 京都大学霊長類研究所COE研究員
山極 寿一 京都大学大学院理学研究科動物学教室助教授
山越  言 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助手

目次

刊行のことば:伊谷純一郎
はじめに:西田利貞
第一章 共通祖先の社会:西田利貞
第二章 人間の本性は悪なのか?——ビーリャの社会からの検討:加納隆至
第三章 “隠された”排卵——失われた発情、あるいははてしもなく続く“性”をめぐって:高畑由起夫
第四章 霊長類の結び付きネットワーク——「われわれ」:榎本知郎
第五章 サルの同性愛論:山極寿一
第六章 霊長類における採食技術の進化:山越 言
第七章 霊長類における食物分配:西田利貞・保坂和彦
索 引
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