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【大学と社会が拓く未来への知 】丸の内 de 夏の大学トーク 歌川広重の声を聴く 風景への眼差しと現代都市
 風景は,成熟し安定した社会が変動期に入るとき,大きく変化し,風景・景観をめぐる関心も高まります。江戸後期,社会の成熟と開国(グローバリゼーション)への胎動という,現代にも通じる時代に,北斎や広重といった風景画家が活躍したのは偶然ではありません。中でも,歌川広重は,絵だけではなく自身の文章を付した画集を残し,そこからいわば「声」として残された広重の風景観が読み取れます。
 その声に耳を傾けることで明らかになったのは,広重が愛でたのは,実は,「広野」と呼ばれる,郊外の原っぱや耕地だったという事実です。いわゆる名所旧跡や盛り場ではない,日常の中にあるなにげない風景に,なぜ広重はこだわったのか? 2020年のオリンピックを軸に促進される都市再開発,一方では,東日本大震災で荒廃した地域の復興——社会の在り方,都市の在り方をめぐる激動の時代に,「風景」とは何か,広重の残した声に耳を傾けて考えてみたいと思います。

◉演 題:
 講演1:歌川広重の声を聴く——その風景観を考え,思いと願いを掬い取る
        阿部美香(専修大学文学部助教)
 講演2:歴史都市における風景の発見・保全・創造——都市政策の対象としての京都の風景
        中嶋節子(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
 コメント:テリトリオの思想——都市・郊外景観の社会・文化・生態的意味を考える
        陣内秀信(法政大学特任教授)
 討 論:都市景観・暮らしの風景を江戸から考える

◉日時:2018年7月27日(金)18時30分〜20時30分(18時受付開始)
◉会場:京都アカデミアフォーラム in 丸の内(東京駅前・新丸ビル10階)

■ 参加費:無料
■ 定 員:100名(要事前申込。申込多数の場合は抽選とさせていただきます。)
■ お問い合わせ・申込先:
 一般社団法人京都大学学術出版会シンポジウム掛
 電話075-761-6182 FAX075-761-6190
  Email sympo@kyoto-up.or.jp (件名に「京大トーク参加」とご明記ください)
 ※お申込みの際には、お名前、ふりがな、年齢、職業・学年、電話、Emailアドレスをお伝えください。

主催 京都大学,京都大学学術出版会
後援 読売新聞社・活字文化推進会議