体裁

  • A5判並製

全巻揃価格

  • 定価:18,792円(税込)

2016年4月 完結


災害対応の地域研究 [全5巻]

溢れる情報から地域の課題をどう読み解き支援に繋げるか。
世界各地の現場を知り、災害に強い社会への「復興」を探る。

シリーズの刊行にあたって

各巻内容

第1巻
復興の文化空間学
──ビッグデータと人道支援の時代

山本博之 著
3,672 円
  スマトラ島沖地震・津波やジャワ地震を例に、現地をよく知る地域研究者が様々な情報を分析し、時に防災や人道支援の専門家と協力しながら地域の形を読み解いていく。災害に強い社会を構築するには被災後だけ、被災地だけに留まらない時・空間的に広い視野が必要である。キーワードは記憶と物語、合意形成。スマトラから日本社会のあり方を考える。


第2巻
災害復興で内戦を乗り越える
──スマトラ島沖地震・津波とアチェ紛争

西 芳実 著
3,672 円
  あのスマトラ島沖地震・津波から10年。被災地アチェは当時内戦下にあったが、大規模な救援復興活動が展開する中で30年に及ぶ紛争が終結した。災害を契機に社会がどう変わり、紛争からの復興と災害からの復興がどう経験されてきたのかを地域研究の立場から明らかにする。


第3巻
国際協力と防災
──つくる・よりそう・きたえる

牧 紀男・山本博之 編著
3,456 円
  日本と繋がりが深い東南アジアの災害は日本経済にも影響を与えてきた。また、これらの地域では防災分野における日本の国際協力の歴史も長い。タイ洪水、フィリピン台風などの自然災害に加え、カンボジア内戦や東ティモール独立紛争のような災禍に対する地域社会の対応を辿りながら、災害対応の現場で日本を含めた外部からの支援者が果たしうる役割を考え、21世紀の国際協力の今後を展望する。


第4巻
歴史としてのレジリエンス
──戦争・独立・災害

川喜田敦子・西 芳実 編著
3,672 円
  災いは社会の亀裂をもたらし、その修復は何世代もの歴史のなかで行われる。人々は何をもって誰にとっての復興を捉えてきたか。第二次世界大戦、冷戦、原発事故のような人類社会全体での取り組みがなされてきた災いの経験を踏まえて、復興の捉え方の歴史的変遷や地域的相違に注目しながら、今、私たちがめざすべき社会像の手掛かりを探る。


第5巻
新しい人間、新しい社会
──復興の物語を再創造する

清水 展・木村周平 編著
4,320 円
  誰が復興のかたちを決めるのか。被災者の声はどこまで届き,その記憶や経験はどう継承されているのか。国内外の被災地で長年調査や支援を続けてきた研究者らが,現場に芽吹く創造的な営みに着目し,公的制度が規定する日本の災害復興を捉え直す。