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シーア派は、イランを中心に、十二イマームを奉ずる敬虔なムスリムである。彼らにとって、イマーム廟を参詣することは、メッカ巡礼に次ぐ重要な宗教行事であった。しかし、中核となる四聖地はイラクのバグダード周辺にあった。彼らは、オスマン朝が支配する隣国に危険も顧みず陸続と参詣した。19世紀後半、年間10万人を数えるその実態を貴重な一次史料をもとに描く。
第1回(平成24年度)三雲海雲学術賞
『史學雜誌』第117編第9号、120-121頁、評者:小澤一郎氏
『東洋史研究』第67巻第3号、177-187頁、評者:山口昭彦氏
『史林』第92巻第3号、149-154頁、評者:坂本勉氏
『東洋史研究』第67巻第3号、177-187頁、評者:山口昭彦氏
『史林』第92巻第3号、149-154頁、評者:坂本勉氏
守川 知子(もりかわ ともこ)
北海道大学大学院文学研究科・文学部助教授
北海道大学大学院文学研究科・文学部助教授