ホーム > 書籍詳細ページ

東アジア諸言語の研究Ⅰ
巨大言語群=シナ・チベット語族の展望
菊上製・339頁
ISBN: 9784876980925
発行年月: 2000/03
- 本体: 9,000円(税込 9,900円)
-
在庫なし
本書の在庫につきましては、お電話またはメールにてお問い合わせください。
東アジアの多様な言語分布から説き起こし、ついで中央部地域をしめる漢語、タイ語系言語、ロロ・ビルマ語系言語をとりあげ、その歴史と系統および類型的な特徴を論じる。著者が永年にわたって開拓した独自の構想のもとに、ときに比較言語学的手法を用いて、断代と分域の観点から各言語群相互の関係を解明しようとする西田言語学の集大成。
『言語』29巻8号、評者:藪司郎氏
西田龍雄(にしだ たつお)
京都大学名誉教授・文部省学術情報センター名誉教授、文学博士、日本学士院会員 1928年 大阪市生まれ 1951年 京都大学文学部卒業、56年 同大学院(旧制)終了 1958年 京都大学文学部助教授を経て、72年 同教授 1992年 退官後、文部省学術情報センター教授・副所長を務める
主著
『西夏語の研究』上・下(座右宝刊行会、1964-1966)
『西番館譯語の研究――チベット言語學序説』(松香堂、1970) 『緬甸館譯語の研究――ビルマ言語學序説』(松香堂、1972)
『多續譯語の研究――新言語トス語の構造と系統』(松香堂、1973)
『西夏王国の言語と文化』(岩波書店、1997) など
京都大学名誉教授・文部省学術情報センター名誉教授、文学博士、日本学士院会員 1928年 大阪市生まれ 1951年 京都大学文学部卒業、56年 同大学院(旧制)終了 1958年 京都大学文学部助教授を経て、72年 同教授 1992年 退官後、文部省学術情報センター教授・副所長を務める
主著
『西夏語の研究』上・下(座右宝刊行会、1964-1966)
『西番館譯語の研究――チベット言語學序説』(松香堂、1970) 『緬甸館譯語の研究――ビルマ言語學序説』(松香堂、1972)
『多續譯語の研究――新言語トス語の構造と系統』(松香堂、1973)
『西夏王国の言語と文化』(岩波書店、1997) など
序 章 アジアの言語地図
1.アジアの諸言語
2.アジアの言語の類型
3.アジアに分布する言語族と地域特徴
第1章 漢語の形成
第1節 漢代の言語調査とその記録
1.楊雄の『方言』
2.紀元前1世紀の言語分布
3.殷(商)の言語と周の言語
4.羌と氏の言語
5.漢語系・チベット語系・タイ語系言語の構図
第2節 漢語の成立
1.上古漢語
2.中古漢語
3.中古漢語―仏教用語による漢語語彙の増大
4.近世漢語
5.漢語史研究の課題
第3節 現代漢語の世界
1.現代漢語方言
2.北方漢語方言
3.湘方言
4.■方言
5.呉方言
6.客家方言
7.粤方言
8.■方言
9.漢語方言の言語形態
10.漢語の音韻変化の類型
第2章 タイ語系の言語とその系統
第1節 タイ語系統論
1.タイ語とインドネシア語同系論
2.ラティ語、ラクワ語、ケラオ語
3.リー(黎)語
4.タイ語とインドネシア語
第2節 タイ系言語の歴史と分布
1.インドシナ半島の諸民族
2.タイ系民族の移動と定着
3.シャン語、カムティー語、アーホム語の系統
4.白タイ語・黒タイ語・赤タイ語
5.■語
6.タイ・ロ方言、タイ・ナ方言、タイ・ヤ方言
7.■語の歴史的研究とその資料
第3節 タイ系言語の比較研究と新言語の出現
1.タイ系言語の祖形について
2.シャム語綴字法の価値
3.シャム語の発展
4.シャム語語彙の発展
5.シャム語に入ったパーリ・サンスクリット
6.ヴルフのタイ語比較研究
7.タイ系諸言語の祖形の設定
8.李方桂のタイ語研究
9.壮語と布依語
10.タイ系言語の形態構造
11.■水語群の概況
12.セーク語の登場
13.ゲドニィーのセーク語研究
14.海南島黎族の言語
15.タイ語の発展と漢語の発展
付 記 新発見の■泰語支言語の概況
I.■泰語新言語の発見
II.初期カダイ語の新展開
III.海南島回輝語をめぐる問題
IV.■泰語と印尼語同系論の発展
第3章 ロロ・ビルマ語支の言語とその発展
第1節 ロロ・ビルマ語支の諸言語
1.ビルマ語の概要
2.ビルマ語とその方言
3.ビルマ語の歴史
4.原初ビルマ語の設定
5.アチャン語と仙島語と怒語の出現
6.怒語に見られる言語構造の変遷
第2節 ロロ系諸言語の系統
1.北方ロロ語群の言語
1.アジアの諸言語
2.アジアの言語の類型
3.アジアに分布する言語族と地域特徴
第1章 漢語の形成
第1節 漢代の言語調査とその記録
1.楊雄の『方言』
2.紀元前1世紀の言語分布
3.殷(商)の言語と周の言語
4.羌と氏の言語
5.漢語系・チベット語系・タイ語系言語の構図
第2節 漢語の成立
1.上古漢語
2.中古漢語
3.中古漢語―仏教用語による漢語語彙の増大
4.近世漢語
5.漢語史研究の課題
第3節 現代漢語の世界
1.現代漢語方言
2.北方漢語方言
3.湘方言
4.■方言
5.呉方言
6.客家方言
7.粤方言
8.■方言
9.漢語方言の言語形態
10.漢語の音韻変化の類型
第2章 タイ語系の言語とその系統
第1節 タイ語系統論
1.タイ語とインドネシア語同系論
2.ラティ語、ラクワ語、ケラオ語
3.リー(黎)語
4.タイ語とインドネシア語
第2節 タイ系言語の歴史と分布
1.インドシナ半島の諸民族
2.タイ系民族の移動と定着
3.シャン語、カムティー語、アーホム語の系統
4.白タイ語・黒タイ語・赤タイ語
5.■語
6.タイ・ロ方言、タイ・ナ方言、タイ・ヤ方言
7.■語の歴史的研究とその資料
第3節 タイ系言語の比較研究と新言語の出現
1.タイ系言語の祖形について
2.シャム語綴字法の価値
3.シャム語の発展
4.シャム語語彙の発展
5.シャム語に入ったパーリ・サンスクリット
6.ヴルフのタイ語比較研究
7.タイ系諸言語の祖形の設定
8.李方桂のタイ語研究
9.壮語と布依語
10.タイ系言語の形態構造
11.■水語群の概況
12.セーク語の登場
13.ゲドニィーのセーク語研究
14.海南島黎族の言語
15.タイ語の発展と漢語の発展
付 記 新発見の■泰語支言語の概況
I.■泰語新言語の発見
II.初期カダイ語の新展開
III.海南島回輝語をめぐる問題
IV.■泰語と印尼語同系論の発展
第3章 ロロ・ビルマ語支の言語とその発展
第1節 ロロ・ビルマ語支の諸言語
1.ビルマ語の概要
2.ビルマ語とその方言
3.ビルマ語の歴史
4.原初ビルマ語の設定
5.アチャン語と仙島語と怒語の出現
6.怒語に見られる言語構造の変遷
第2節 ロロ系諸言語の系統
1.北方ロロ語群の言語