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西洋古典叢書 G020

弁論集

リュシアス 細井 敦子 他訳

四六変上製・495頁

ISBN: 9784876981281     第一刷 正誤表(2019.8.19)PDF

発行年月: 2001/07

  • 本体: 4,200円(税込 4,620円) 月報27
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内容

アテナイ民主政の盛時から前380年頃までの激動の時代を生きた作者が、法廷や議会のためいにつくった演説34篇。三十人政権の暴政を糾弾する弁論は作者の自伝でもある。姦通者殺害、オリーブ樹の伐採など扱う題材も多様であり、作品ごとに異なる弁論者の人物像の記述も興味深い。本邦初完訳。

目次

第一弁論 エラトステネス殺害に関する弁明
第二弁論 コリントス戦争の援軍として斃れた戦士への葬礼弁論
第三弁論 シモンに答える弁明
第四弁論 計画的傷害事件について——被告・原告不詳
第五弁論 カリアスの聖財横領事件に関する弁明
第六弁論 アンドキデスの涜神行為告発
第七弁論 アレイオス・パゴス法廷弁論——聖オリーヴ樹の木株についての弁明
第八弁論 講仲間内部の中傷に対する非難
第九弁論 兵役被登録者のために
第十弁論 テオムネストス告訴——その一
第十一弁論 テオムネストス告訴——その二
第十二弁論 「三十人」のメンバーであったエラトステネス告発——リュシアス自身の演説
第十三弁論 アゴラトス告発
第十四弁論 アルキビアデスの戦列離脱告発
第十五弁論 アルキビアデスの兵役忌避告発
第十六弁論 評議会において資格審査を受けるマンティテオスの弁明
第十七弁論 不当に没収された財産について
第十八弁論 ニキアスの兄弟の財産没収について——エピロゴス
第十九弁論 アリストパネスの財産について——国庫に対する反論
第二十弁論 ポリュストラトスのために——民主政体破壊に関する弁明
第二十一弁論 収賄罪に問われた某市民の弁明
第二十二弁論 穀物商人告発
第二十三弁論 パンクレオン告発——プラタイア人ではなかったこと
第二十四弁論 身体障害者給付金差し止めの提訴に答えて
第二十五弁論 民主政破壊に関する弁明
第二十六弁論 エウアンドロスの資格審査について
第二十七弁論 エピクラテスとその同行使節団告発——テオドロスによればエピゴロス
第二十八弁論 エルゴクレス告発——エピゴロス
第二十九弁論 ピロクラテス告発——エピゴロス
第三十弁論 ニコマコス弾劾
第三十一弁論 ピロンの資格審査への反対弁論
第三十二弁論 ディオゲイトン告発
第三十三弁論 オリュンピア大祭弁論
第三十四弁論 アテナイの父祖の国制を破壊すべきでないこと

解  説
人名索引・用語解説
 

月報27
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