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上巻で「連鎖する地域と文化」として、分裂と統合、地域や文明の個性など、主として歴史的に人文学の諸相を論及したのち、本巻では「共生への問い」と題して哲学、心理学、社会学などの視点から未来を展望しようとする。とりわけ、巻末に「京都哲学の将来をめぐって」を主題に座談を配し、人文学の意義を根底から捉えなおす。ある面で、新しい京都学派を知る好適書。
下巻への序 ✎ 紀平 英作
第一部 向き合い、伝え、繋がること
第一章 心の進化 ✎ 藤田 和生
第二章 志向する意識の脳内表現 ——自己から他者へ ✎ 苧阪 直行
第三章 言語と論理 ——ことばが伝えるもの ✎ 田窪 行則
第四章 グローバル化する家族 ——台湾の外国人家事労働者と外国人妻 ✎ 落合恵美子
第五章 現代日本における性比不均衡と国際結婚 ✎ 石川 義孝
第二部 入り組む寛容・戦争・平和の論理
第六章 インド的寛容は寛容か ✎ 赤松 明彦
第七章 西洋中世の「正義」概念と戦争 ——トマス・アクィナスの立場から ✎ 川添 信介
第八章 近世ヨーロッパにおける平和と戦争のイメージ ✎ 中村 俊春
——八〇年戦争の時代のネーデルラントを中心に
第九章 明清中国による対朝鮮外交の鏡としての対ベトナム外交 ✎ 夫馬 進
——冊封問題と「問罪の師」を中心に
第十章 ターバンをかぶったナポレオン ✎ 杉本 淑彦
第十一章 東アジア世界における宗教的寛容と公共性 ✎ 芦名 定道
第三部 多元的世界における人類知を求めて
第十二章 科学的真理のステイタス ——ローティ対テイラー ✎ 伊藤 邦武
第十三章 空と根源的構想力 ——西谷啓治「空と即」をめぐって ✎ 氣多 雅子
第十四章 現代世界の多元性と対話の可能性 ✎ 片柳 榮一
第十五章 二一世紀の哲学 ✎ 藤田 正勝
座 談 人文学の意義と手法を考える ——とくに京都哲学の将来をめぐって
伊藤邦武・氣多雅子・片柳榮一・藤田正勝・紀平英作・
中務哲郎・小林道夫・池田秀三・水谷雅彦
あとがき
索 引(逆頁)
執筆者紹介
第一部 向き合い、伝え、繋がること
第一章 心の進化 ✎ 藤田 和生
第二章 志向する意識の脳内表現 ——自己から他者へ ✎ 苧阪 直行
第三章 言語と論理 ——ことばが伝えるもの ✎ 田窪 行則
第四章 グローバル化する家族 ——台湾の外国人家事労働者と外国人妻 ✎ 落合恵美子
第五章 現代日本における性比不均衡と国際結婚 ✎ 石川 義孝
第二部 入り組む寛容・戦争・平和の論理
第六章 インド的寛容は寛容か ✎ 赤松 明彦
第七章 西洋中世の「正義」概念と戦争 ——トマス・アクィナスの立場から ✎ 川添 信介
第八章 近世ヨーロッパにおける平和と戦争のイメージ ✎ 中村 俊春
——八〇年戦争の時代のネーデルラントを中心に
第九章 明清中国による対朝鮮外交の鏡としての対ベトナム外交 ✎ 夫馬 進
——冊封問題と「問罪の師」を中心に
第十章 ターバンをかぶったナポレオン ✎ 杉本 淑彦
第十一章 東アジア世界における宗教的寛容と公共性 ✎ 芦名 定道
第三部 多元的世界における人類知を求めて
第十二章 科学的真理のステイタス ——ローティ対テイラー ✎ 伊藤 邦武
第十三章 空と根源的構想力 ——西谷啓治「空と即」をめぐって ✎ 氣多 雅子
第十四章 現代世界の多元性と対話の可能性 ✎ 片柳 榮一
第十五章 二一世紀の哲学 ✎ 藤田 正勝
座 談 人文学の意義と手法を考える ——とくに京都哲学の将来をめぐって
伊藤邦武・氣多雅子・片柳榮一・藤田正勝・紀平英作・
中務哲郎・小林道夫・池田秀三・水谷雅彦
あとがき
索 引(逆頁)
執筆者紹介