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生態人類学は挑む MONOGRAPH 2

ウェルビーイングを植える島

ソロモン諸島の「生態系ボーナス」

古澤 拓郎

A5並製・290頁

ISBN: 9784814003402

発行年月: 2021/04

  • 本体: 3,000円(税込 3,300円

5月初旬発売予定

 
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内容

人々による自然への介入=「植える」ことがそのまま森の保全につながる幸福な連鎖。破壊が恵みをもたらす森の生活には、祖先から培われてきた生態系ボーナスがあった。どのように自然と人間の幸福な関係はむすばれてきたのか? そのボーナスを今一度取り戻すには? グローバル化に翻弄される森の生活が私達の社会に幸福の意味を問い返す。

プロフィール

古澤 拓郎(ふるさわ たくろう)
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授、東京大学大学院理学系研究科教授(兼任)。東京大学大学院医学系研究科修了、博士(保健学)。専門は、地域研究、人類生態学。主な著作に、『ホモ・サピエンスの15万年―連続体の人類生態史』(ミネルヴァ書房、2019年)、Living with Biodiversity in an Island Ecosystem: Cultural Adaptation in the Solomon Islands. Springer. 2016.などがある。

目次

はじめに

第1章 ソロモン諸島―島に植える人々
1 「植える」
2 環境と幸福をつなぐ研究
3 ソロモン諸島へ
4 ロヴィアナでの暮らし

第2章 畑に植える
1 食と植物
2 畑作農耕
3 島ごとの生産力
4 植えられる植物の違い
5 人口支持力と生業戦略
6 食料生産における特徴

第3章 森に植える
1 利用される樹木
2 森林と景観
3 景観と利用の相互作用
4 森林生物多様性と恵みの特徴

第4章 動物たちが植える
1 人間の役にたつ動物たち
2 人間と動植物
3 生態系の認識
4 土地に根づいた認識

第5章 経験に植える
1 伝統的知識の多様性と変容
2 民族植物学的知識の横断調査
3 近代化との相関関係
4 生態系知識の一八年後
5 時間の中に植える

第6章 植えるウェルビーイング
1 変動するウェルビーイング
2 環境攪乱と身体的健康
3 生態系ボーナス
4 「将来」へ
5 おわりに

あとがき
参考文献
索 引
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