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近代社会思想コレクション 38

フランス詳論

ボワギルベール/米田 昇平 訳

四六上製・356頁

ISBN: 9784814005819

発行年月: 2025/05

  • 本体: 5,200円(税込 5,720円

5月中旬発売予定

 
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プロフィール

米田昇平(よねだ しょうへい)
1952年生まれ、専門はフランス経済思想史、下関市立大学名誉教授。

主な著訳書
『経済学の起源――フランス 欲望の経済思想』(京都大学学術出版会、2016年)、ムロン『商業についての政治的試論』(共訳、京都大学学術出版会、2015年)、『徳・商業・文明社会』(共著、京都大学学術出版会、2015年)、『野蛮と啓蒙――経済思想史からの接近』(共著、京都大学学術出版会、2014年)、『啓蒙と社会――文明観の変容』(共著、京都大学学術出版会、2011年)、『経済思想3 黎明期の経済学』(共著、日本経済評論社、2005年)、『欲求と秩序――18世紀フランス経済学の展開』(昭和堂、2005年)。

目次

 凡例
 訳者からのメッセージ

フランス詳論
フランスの富の減少の原因及び国王が必要とするすべての貨幣を一か月で提供し、すべての人々を豊かにする救済策の容易であること

第一部
第一章 本書の概要
第二章 フランスの国力の原因
第三章 フランスの富の減少
第四章 この減少の原因
第五章 この減少はどの程度か
第六章 フランス国王の所得
第七章 かつては現在よりも少ない所得でもっと豊かであった

第二部
第一章 富が減少した原因に関するさまざまな意見
第二章 物産の消費の減少
第三章 タイユ税
第四章 タイユの割当ての不公正さ
第五章 タイユの税額を決める際の不正
第六章 徴収の際の不正
第七章 恣意的なタイユの有害な結果
第八章 こうした不正の維持に利益を有する人々について
第九章 エードと関税が物産の消費を妨げている
第一〇章 エード税
第一一章 エードの徴税請負の利得
第一二章 吏員の横領
第一三章 葡萄酒の消費に対する障害
第一四章 地方から地方への害悪の伝播
第一五章 関税
第一六章 監督官の横領
第一七章 諸税は国王と人民に不利益である
第一八章 金銀の性質および特性
第一九章 消費の欠乏の悪しき結果
第二〇章 こうした悪しき結果の証拠
第二一章 他の明白な証拠

第三部
第一章 救済策の困難さは事物にではなく人に原因がある
第二章 タイユに関する法令の吟味
第三章 タイユの割当てを正当なものにするための新たな方法
第四章 暖炉税を設定し、他の重税は廃止すること
第五章 前章で述べた方策の利点
第六章 官職債それ自体よりも有害な釣合いの欠如
第七章 国王は土地があたかも自分の所有であるかのように国家を管理すべきである
第八章 戦争を終わらせるのに必要な貨幣を国王に提供する手段
二五の項目にわたる本論説の要約
以上の要約をさらに短くした別の要約


社会との関連及び国のあらゆる階層との関連でみた穀物の性質、栽培、取引及び利益についての論説
 二部編成
第一部
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章

第二部
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
第七章
第八章
第九章
第一〇章

富、貨幣そして貢租の性質についての論説――
これら三つの事項に関して世の中に広く行き渡った偽りの見方が暴かれる
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章

解説
訳者あとがき
索引(人名/事項)
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