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動物の生態 改訂第三版
B5並製, 590 pages
ISBN: 9784876984091
pub. date: 08/00
◎推薦の辞
生態学徒の不可欠の基礎教養
近年は生態学でも、分野の細分化と戦痕科の傾向がめだつが、複雑をきわめた生物的自然を相手に優れた研究業績をあげるためには、ゼネラリストとしてのこれだけの基礎教養が不可欠なのだ。若い生態学徒は、この本からそれを教訓として汲みとって欲しいと思う。(吉良竜夫・大阪市立大学名誉教授)
「環境の世紀」を拓く生態系概念を重視した生物論
著者は80歳を越えてなお意気盛んな碩学である。その謙虚で味わいのある文章とともに現代生態学のひとつの全体像を、より多くの、特に若い人々が楽しまれることを祈る。(故 東 正彦・京都大学生態学研究センター教授)
日本の動物生態学をリードしてきた著者による、60年に及ぶ研究の集大成。動物生態学の基礎概念・学説史から説き起こし、個体から生態系までの各レベルにおける豊富な研究事例の紹介とその評価・位置づけを行う。多岐にわたる内容を、自身の研究成果を交えながら、古典から最新の文献までを駆使して詳述する。好評を博した初版から約3年を経て、さらなる改訂を加えた[第三版]には、その間に進展した数々の研究成果が取り入れられている。
森主一(もりしゅいち)
京都大学,静岡女子大学,滋賀大学名誉教授.
日本生態学会,日本動物学会,日本陸水学会,国際陸水学会会員.理学博士.
1912年 徳島生まれ.
1935年 京都帝国大学理学部動物学科卒業.
京都大学理学部教授・理学部長,静岡女子大学学長,滋賀大学学長を歴任.元日本陸水学会会長.
主著:「動物の周期活動」北方出版社,1948.「動物の生態」(共著),岩波書店,1953.「動物生態学」(共著),朝倉書店.1961.「動物の生活リズム」岩波書店.1972.
京都大学,静岡女子大学,滋賀大学名誉教授.
日本生態学会,日本動物学会,日本陸水学会,国際陸水学会会員.理学博士.
1912年 徳島生まれ.
1935年 京都帝国大学理学部動物学科卒業.
京都大学理学部教授・理学部長,静岡女子大学学長,滋賀大学学長を歴任.元日本陸水学会会長.
主著:「動物の周期活動」北方出版社,1948.「動物の生態」(共著),岩波書店,1953.「動物生態学」(共著),朝倉書店.1961.「動物の生活リズム」岩波書店.1972.
第1章 生態学とは?
第2章 生物主体と環境
第3章 行動理解の基本
第4章 作用および反作用
第5章 相互作用を考えるはじめに
第6章 食物連鎖関係─相互作用の第1の柱
第7章 同類関係─相互作用の第2の柱
第8章 食物連鎖関係と同類関係を結ぶ基本
第9章 群 集
第10章 生態系
第11章 種の適応とその諸性質の変動
第12章 生態遷移
第13章 地球生態系の変遷と進化
付章1 ヒトから人間へ
付章2 数理生態学について
第2章 生物主体と環境
第3章 行動理解の基本
第4章 作用および反作用
第5章 相互作用を考えるはじめに
第6章 食物連鎖関係─相互作用の第1の柱
第7章 同類関係─相互作用の第2の柱
第8章 食物連鎖関係と同類関係を結ぶ基本
第9章 群 集
第10章 生態系
第11章 種の適応とその諸性質の変動
第12章 生態遷移
第13章 地球生態系の変遷と進化
付章1 ヒトから人間へ
付章2 数理生態学について