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イデアへの途

小池 澄夫

四六上製・376頁

ISBN: 9784876987283

発行年月: 2007/09

  • 本体: 4,600円(税込 5,060円
  • 在庫あり
 
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内容

本書は、わが国におけるプラトン研究の第一人者と目されている著者が、長年の研鑽のもとに著したギリシア哲学研究である。ソクラテス、ソフィスト、プラトン、アリストテレスが取りあげられているが、中心はプラトンの哲学であり、その目指すところは、真理、価値の絶対性の否定するソフィスト的な立場の打破である。

プロフィール

小池澄夫(こいけ すみお)
滋賀大学教育学部教授
1949年 長野県生まれ
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
1984年 滋賀大学教育学部講師を経て現職

主な著訳書
『コピー』現代哲学の冒険(共著、岩波書店)
『ソクラテス以前の哲学者断片集』(共訳、岩波書店)
イソクラテス『弁論集』1〜2(京都大学学術出版会)

目次

第1部 風景
第1章  ソクラテスとソフィスト・弁論家たち
第2章 プラトン
第2部 測量
第3章 魂と消滅 --- 『パイドン』 の 魂不死論証の周辺
第4章 想起(アナムネーシス)
第5章 イデア ・ 原範型の消息
第6章  「分割法」 考案----プラトン後期対話篇への視点
第7章 脱喩化の途
第8章  洞窟の世界
第9章  「自然主義のドグマ」との対決
第3部 迂回
第10章 〈私〉
第 11章 技術知
第12章 エピステーメーとテクネー
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