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出版理念

 小会は京都大学を中心とする我が国の研究者、研究機関の研究教育活動の成果、大学が所有する文化財、学術資料、知的財産を公表する機能を担っています。
 特に、学術の国際競争の激化、また大学院重点化や「大学全入」と言われる教育状況の変化に即した、新しい学術コミュニケーションの在り方に関わって、大学、研究機関、研究者個人、学生を支援する役割を担うべく、活動しております。
 その点では、日本語による刊行物はもちろんのこと、海外の大学出版部、学術出版社と提携した英(欧)文書の刊行にも積極的に取り組んでおります。
 研究成果の公開をより高質で意義ある形で行うメディアとして、また、新しい教科書・教育ツールのメディアとして、研究機関、研究者の皆様のお手伝いを行っております。

出版のプロセス

【審査のシステム】
 当会にお寄せいただいた企画は、全て、当会の理事会で審議されます。まず、編集部担当者が企画の要点についてお聞きし、同時に詳しい資料をご呈示いただきます。その上で、奇数月に開催される理事会において最終的に決定されます。理事会は、京都大学の各大学院研究科および附置研究所から選出された教授によって構成されています。
 なお、科研費等の出版助成金を受けようとする際、単に見積り・相見積りの発行を求めるようなご依頼には、対応致しかねます。また、全額を自費で賄うので査読抜きに出版して欲しいというようなご依頼も、お断りしております。ご賢察の程、お願い致します。
 また、教育職・研究職として大学・研究機関に所属されない方が出版を希望される場合、当該領域を専門とする本学の准教授以上の推薦を必要とします。その旨、ご了解ください。

【審査の基準】
 お問い合わせの際にご請求いただきましたら、お送り致します。

【英文書の出版】
 英文書に関しては、原則として、海外市場に対して出版を行う共同出版者 (CO-PUBLISHER) とともに、企画を進めます。したがって、上記に加え、共同出版者による合意が必要です。

【採択から出版まで】

1 査読と編集
 理事会で採択された企画については、企画意図や読者対象に応じて十分な編集を加えた上、出版されます。編集経過を経ない印刷請負のような形式は認められません。特に、英文書の出版に当たっては、当会の共同出版者に所属するネイティブの編集者による校閲を、必ず受けていただきます。その費用については、各種出版助成などに応募することを中心に、著者側の費用負担となります。

2 スケジュール
 一般に、300ページ程度の学術書の場合、草稿の提出から出版まで7-8か月、完成原稿からでも5か月はかかるものとご了解下さい。特に、各種出版助成を利用する場合は、ご留意下さい。

宣伝・販売活動

出版された書籍は、新聞・ジャーナル広告、ダイレクトメール、学会販売、ウェブサイト等を通じて宣伝され、主要書店、大学生協の店頭で販売されます。また国内のほとんどの書店を通じてご注文いただけます。学会販売など出張販売、ダイレクトメール、ウェブサイトを通じた通信販売も行っています。手紙、電話、fax、emailなどその他さまざまな方法でのご注文を受け付けています。また海外からの注文にも対応しています。欧文書につきましては海外提携出版社を通じて、販路が確保されるよう工夫されています。入手しにくい地域からでもオンラインでご購入いただくことができます。


さらに詳しくお知りになりたい方は、下記へお問い合わせ下さい。

京都大学学術出版会 編集部
〒606-8315京都市左京区吉田近衛町69京都大学吉田南構内
電話075-746-2955 学内内線2589


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